メンズファッション流行・トレンド情報

スポンサードリンク

新星トムブラウン キーワードは〝アメトラ〟

約200年の歴史を持つブルックスブラザースがはじめて、外部のデザイナーを起用しました。ニューブランド〝ブラック フリース〟は、2007年A/Wシーズンより、デザイナーのトムブラウンによってデザインされています。ブルックスブラザーズといえば、アメリカントラッドの王様。日本では、略してアメトラとよばれ、ラルフローレンと並んで、メンズウェア業界では定番的に愛されている類いのスタイルです。

2000年代前半、世界のメンズファッショントレンドは、ディオールオムのエディスリマンの登場により、スーパータイトなシルエットが主流であり、またロックをベースにしたテーマがメインでした。今年になってエディスリマンがデザイナーを辞任することになり、トレンドは徐々に変化していくことになります。パンツもゆったりとしたサイズ感のものがではじめ、リラックス感を追求する方向へと向かいはじめたのです。

そこで、登場したのがこの人、トムブラウン。複数のファッションブランドで経験を積み、1995年より自身のデザイン活動を本格的に開始。プレタポルテでのコレクション発表は、2004年S/Sから行っており、2005年には、ライジングスターアワードメンズウェア部門を受賞、CFDA賞に入賞、そして翌年にはCFDAメンズデザイナーオブジイアー賞を受賞するなど輝かしい経歴をすでに持っており、ブルックスブラザーズに彼が抜擢されたのは、これからのメンズファッション界に必ずや旋風を巻き起こすことになるでしょう。

トムブラウンとは何者?

ブルックスブラザーズの初の外部デザイナーとして抜擢され、彗星のごとくファッション業界のトップへ躍り出たトムブラウンとはいったい何者なのでしょうか?アメリカのペンシルベニア州出身で、ファッション業界に入る前にはロサンジェルスで俳優業をしていたほどの美男子ぶり。その後、ニューヨークにわたり、デザイナーとして活動をはじめ、数々の賞を受賞し、現在の抜擢にいたります。

そんなトップデザイナーであるトムブラウンのクリエイションの源は何かというと、50年代や60年代の映画や日常の些細な出来事だといいます。デザインはどこからもコピーすることなく、唯一無二のものに強く引かれるといい、あるインタビューではこう答えています。

〝自分の生活、自分が今着ている服、そしてありふれた日常、すべてがひとつになっているのが理想的だ〟と。そして、今後早ければ、コレクションの発表の場を2008年にでもパリに移したいと語っています。彼のデザインするパンツは足首の見えるクロップド丈とよばれるもの。その理由は、〝男に取っての足首は、女に取っての胸の谷間だよ〟と。流石です。

H&M

H&M上陸

2008年、ようやくH&Mが日本に上陸します。もとは1947年にスウェーデンのヴェステロースにアーリン•パーソンが〝ヘネス〟というブティックを開いたことがH&M誕生のはじまりでした。アメリカのアパレル産業に影響を受けて、ハイクオリティーな商品を大量生産し、それらを低価格で販売するという衣料品店のビジネス展開に着眼します。

1947年に一号店となるショップをオープンし、その頃はレディースウェアのみの取り扱いであったため、彼女たちという意味をスウェーデン語で持つ〝ヘネス〟という店名でした。1964年にノルウェーに初の海外ショップをオープンします。メンズウェアも展開しはじめたため、店名を〝ヘネス&モーリッツ〟に改め、子供服の販売もスタートします。1974年に株式上場、翌年には化粧品の販売をはじめ、ティーン向け、ベビー向けのウェアも展開しはじめ、一気に国際的な人気を得るブランドとなりました。

2000年、ニューヨークにオンリーショップをオープン。これが、初のアメリカ進出となります。2004年より、パリコレなどで活躍するデザイナーたちとのコラボレーションに力を注いでおり、シャネルのデザイナー、カールラガーフェルド、ステラマッカートニー、ヴィクター&ロルフらとの限定発売商品は発売と同時に、即完売という現象を巻き起こしました。また、マドンナやカイリーミノーグといったトップアーティストともコラボレーションしています。2007年には、日本よりも先に中国へ進出し、ようやく2008年日本に上陸する予定です。

TOPSHOP

2006年9月より、原宿ラフォーレに上陸したイギリスのブランドTOPSHOPは、2007年にスーパーモデルのケイトモスとのコラボレーション商品が、ロンドン、ニューヨークを中心に展開され、大きな話題を呼びました。日本でも同年5月に発売され、非常に人気が殺到したといわれています。

TOPSHOPは、もともと1964年にイギリスのシェフィールドにある百貨店であるピーターロビンソンの衣料品売り場のひとつとして設立されました。翌1965年、現在も本店のあるロンドンの中心部、オックスフォードサーカスにオンリーショップをオープン。このブランドが大きく変化したのは、ブランドディレクターにジェーンシェパードソンが就任した頃からです。彼女は、このブランドをよりファッション性のあるものへと変えていく戦略を次々に打ち出します。デザイナーとのコラボレーション企画などが、ハイファッションの世界にも認められて、バーニーズニューヨークに定期的に取り扱われるようになりました。

ロンドンの本店は、現在では地下2階、地上2階の大きな店舗に拡大し、ますますの盛況ぶりを見せています。手頃にトレンドで、コーディネートに取り入れやすいTOPSHOPの商品は、日本でさらに人気がでること2008年、予測されます。

流行しそうなブランドベスト

まず、24時間テレビでのTシャツが話題になったA BATHING APEでしょう。このブランドを手がけるNIGOは今年、FENDIともコラボレーションし、日本ではイベントも開催しました。ニューヨーク進出を果たし、日本を代表するストリート発のビッグブランドとして急成長を遂げています。

また、アメリカ版のユニクロともいえるアメリカンアパレルも日本上陸後、間もない内から、そのカラー、サイズ、デザインのバリエーションの多さと買い求めやすい価格で、人気沸騰中。ますます、勢いあるブランドへと成長していく予感がします。

また、東京コレクションブランドのGREENからでているメンズライン、GREEN MANや、丸井系では雑誌媒体への露出度ナンバーワンのアバハウスなども流行しそうです。ラフォーレ原宿に入っているwjkは、大人の男がシンプルにカッコ良く見える服ということで、2003年のブランドスタート時より、右肩上がりに人気、売れ行きともにあがり続けています。ハイファッションの分野では、やはりデザイナーが交代することで注目をさらに集めているディオールオムとマルタンマルジェラ。また大御所ブランド、コムデギャルソンのPLAYシリーズも引き続き人気が続きそうです。

あなたはどっち系?

2008年のキーワードは何と言っても、アメトラ。トムブラウンによるブルックスブラザーズの新しい展開により、ちょっとしたブームをすでに巻き起こしているようです。アメトラというと、一般的なイメージでは、なんだか古めかしい感じがしますが、2008年のアメトラは、21世紀版なのでかなりフレッシュです。

これまで、ヨーロッパ勢のトレンドセッティングが勝る時期が続きましたが、アメリカンアパレルやジューシークチュール、ブッテロなどのアメリカブランドの再人気により日本のメンズファッション界にも新しい風が吹くことになるでしょう。

一方で、wjkやジョンローレンスサリバンなどのサロン系のお兄様方に人気のある国内ブランドも沸々とファンを獲得していっています。硬派なアメトラかそれともサロン系のお兄さんかどちらが2008年の王道のトレンドになるのでしょうか?そして、あなたならどちら派でしょう?

近年、女性側からみると男性のファッションはやや軟派よりになっているといわれています。ここで、一気にまったく違うテイストのアメトラにシフトするか、もしくはさらに軟派系の進化版のサロン系にいくのか、これからが楽しみなところです。